令和 3年 9月 定例会(第5回)
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△
撮影録音許可
○議長(
中村義彦議員) 初めに、本定例会の開催に当たり、報道各社から議場内での撮影及び録音の申出がございましたので、議長においてこれを許可いたしましたことをご報告いたしておきます。
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△マスク・
フェースガード着用の実施
○議長(
中村義彦議員)
新型コロナウイルスの感染予防のため、議員及び
執行部職員はマスクまたは
フェースガードを着用してください。また、傍聴の方も着用をお願いいたします。
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△開会・開議 9月2日午前10時00分開会 出席議員15名 1番
梅野智恵子議員 2番
朝倉雅三議員 3番
小堀孝史議員 4番 向田誠市議員 5番
北村大助議員 6番
馬場弘勝議員 7番 安原 透議員 8番
西本政之議員 9番
中村義彦議員 10番 杉林 敏議員 11番 辻 信行議員 12番
早川彰一議員 13番
土田友雄議員 14番
大東和美議員 15番 岩見 博議員
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○議長(
中村義彦議員) これより令和3年第5回
野々市市議会定例会を開会いたします。 出席議員は
地方自治法第113条に規定する定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
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△議長諸報告
○議長(
中村義彦議員) 議事日程は、お手元に配付のとおりです。 これより日程第1として、諸報告を行います。
地方自治法第121条の規定によって、本定例会の説明のため出席を求めた者及び委任を受けた者の氏名は、お手元に配付のとおりです。 出席を求めた者 市長 粟 貴章君 教育長
大久保邦彦君 委任を受けた説明員 副市長 山口 良君 総務部長
中田八千代君
企画振興部長 浅野 昇君
健康福祉部長 堤 喜一君 土木部長 中藪孝志君
教育文化部長 山下かおり君 総務課長 押田浩三君 秘書室長 越柴一良君 財政課長 荒木俊雄君 税務課長 押田克夫君 市民課長
中野由希子君
環境安全課長 横浜猛夫君 企画課長
木戸口浩士君
地域振興課長 東 和之君
市民協働課長 中川弥生君
産業振興課長 粟 信幸君
福祉総務課長 増山 浄君
介護長寿課長 北坂義明君
保険年金課長 前川賢吾君
子育て支援課長 徳野伸一君
健康推進課長 若松裕里君 建設課長 道下和宏君
建築住宅課長 飯山滋人君 都市計画課長 石畝朋宏君
上下水道課長 鶴見裕一君
会計管理者 北 治代君
教育総務課長 塩田 健君
学校教育課長 古村 充君 生涯学習課長 松村隆一君 文化課長 田村昌宏君
スポーツ振興課長 宮前茂喜君
監査委員事務局長 加藤良一君
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△
会議録署名議員の指名
○議長(
中村義彦議員) これより日程第2として、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、11番、
辻信行議員、12番、
早川彰一議員を指名いたします。
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△会期の決定
○議長(
中村義彦議員) これより日程第3として、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から9月24日までの23日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(
中村義彦議員) ご異議なしと認めます。よって、会期は23日間と決定いたしました。
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△議案の上程
○議長(
中村義彦議員) これより日程第4として、議案第47号から議案第64号までの18件を一括して議題といたします。
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△提案理由の説明
○議長(
中村義彦議員) 市長から提案理由の説明を求めます。あわせて、報告第6号について説明を求めます。粟市長。 〔市長(粟貴章君)登壇〕
◎市長(粟貴章君) おはようございます。 例年の
夏休み明けのこの時期でありますと、市内の小中学校では日焼けした
子どもたちの元気な声が上がり、新学期を迎えた意欲的な雰囲気が感じられます。 しかし、現在第5波と言われる
新型コロナウイルス感染拡大により、特に若年層の感染者が全国で急増する中、学校の再開とともにさらに感染が拡大するのではないかとの不安が拭えない状況となっております。市民の皆様には、引き続きマスクの着用や3密を避けるといった基本的な
感染防止対策の徹底をお願いするものであります。 まず、本市の
新型コロナウイルスワクチンの接種状況についてでございますが、8月末現在で、1回目の接種を受けられた方が約2万5,000人、2回目の接種を終えられた方が約2万人となりました。そのうち65歳以上の高齢者では、2回目の接種を終えられた方の接種率が91.1%に達しましたことから、高齢者の接種はほぼ完了できたのではないかと思っております。 本市での
ワクチン接種は、まず高齢者、基礎疾患を有する方、
高齢者施設等に従事する方を優先し、その後、年齢を区切って接種を進めてきておりまして、皆様のご理解ご協力をいただき、おかげさまで順調に接種が行われている状況でございます。 接種の予約についてでありますが、8月31日には12歳から18歳までの方へ接種券を発送し、これにより
接種対象年齢の市民皆様全てに接種券の送付が完了いたしました。なお、9月10日には12歳から30歳の方の接種の受付を開始することにいたしております。 接種の詳細につきましては、市のホームページでお知らせをいたしておりますが、
広報野々市9月号でもご案内させていただきましたので、これらをご覧いただきご確認いただきたいと思っております。今後は、ワクチンの接種をさらに円滑に実施してまいりたいと考えております。 次に、コロナ禍の中、2回目の夏を迎えた本市における行事等についてでございます。 毎年、市内3地区で開催されております虫送りの中止に続き、7月31日、8月1日に予定しておりました野々市じょんからまつりも2年連続で中止となりました。各町内会の夏祭りや
バーベキュー大会なども開催に至らず、これまでの地域の交流や伝統文化の引き継ぎを心配される声もお聞きしております。 しかし、今曰まで伝わってきた生活文化を残していきたい、つなげていきたいという地域の皆さんの強い思いの中で、積み重ねてきた地域のつながりや伝統行事は、これまでも多くの困難を乗り越え、受け継がれてきています。 そんな祭りの伝統の灯を絶やさないとの思いから、野々市じ
ょんからまつりの実行委員会の皆さんが、野々市じ
ょんから踊りをテーマに動画を制作され、ユーチューブで配信していただいております。過去の踊りの様子が収められた映像や写真に加えまして、市内の保育園やこども園の園児たちが一生懸命練習した踊りの写真や映像も流れておりますので、ぜひご覧いただきたいと思っております。 次に、野々市市
平和都市宣言推進事業についてでございます。 本市は、昭和59年に
平和都市宣言を決議し、例年、
市内中学生を広島市で行われる
平和祈念式典に派遣する、平和の旅などの平和事業を行ってきたところであります。 しかしながら、今年度も昨年度に続き、
新型コロナウイルス感染症拡大のため、平和の旅を中止し、予定しておりました代替事業の
被爆体験伝承者講話会も開催ができず、大変残念に思っていたところでございますが、市職員からこういった平和事業をつなげていきたいという思いが高まり、庁舎内で
折り鶴プロジェクトを実施いたしました。 職員が、休憩時間などに折り紙で折り鶴を作成し、1,000羽を超える折り鶴が集まり、それを千羽鶴にして
終戦記念日の8月15日に広島市へ届くように送付いたしました。 また、
原爆パネル展につきましては、今年も市内7つの会場で開催し、多くの方にご来場いただきました。戦争や原爆の惨禍が胸に迫るパネルなどをご覧いただき、改めて平和への願いを想う機会になったのではないかと思います。 これからも、
平和都市宣言推進事業を継続して実施し、市民憲章に掲げる「限りなく平和で繁栄することを願う」という理念を次代を担う
野々市市民の皆様に伝えてまいりたいと思っております。 次に、前後いたしますが、昨年実施いたしました国勢調査の速報値が6月7日に公表されました。 令和2年の国勢調査の人口は5万7,260人、世帯数は2万6,143世帯となっております。前回の平成27年の調査に比べまして、人口は2,161人増加し、増加率は3.92%増加という結果となり、この
人口増加数、増加率ともに石川県内でトップでございました。市民の皆様には、円滑な調査に向けてご協力をいただきましたことにお礼を申し上げる次第でございます。 次に、企業との連携協定についてでございます。 7月30日には、本市に工場がございます
津田駒工業株式会社と持続可能な開発目標、SDGsの推進に係る連携協定の締結を行いました。
津田駒工業株式会社では、SDGsの達成に向けた取組をまとめた「
ツダコマグループSDGs宣言」を行っております。本市の
次期総合計画にもSDGsの推進を掲げる予定でございまして、持続可能な
まちづくりに取り組むため、SDGsの17番目の目標「パートナーシップで目標を達成しよう」という目標にございますとおり、互いに連携を取り合って、目標達成に向けた取組を推進していきたいと思っております。 また、8月3日には、
石川トヨタ自動車株式会社及び
ネッツトヨタ石川株式会社と、災害時における
電力供給等の協力に関する協定の締結を行いました。 本市において大規模災害が発生した場合、2つの
自動車販売会社が保有する、
プラグインハイブリッド車などを用いて避難所に電気を供給するとともに、車両から電気を供給した
自動車販売店店舗を被災者の一時的な避難場所として利用することなどについてご協力いただくことといたしております。 このような企業との連携は、本市にとっても大変有益なことと考えております。今後さらに双方の活性化につながるような連携を進めてまいりたいと考えております。 最後に、東京2020
オリンピックについてでございます。 7月23日から8月8日にかけまして
オリンピックが開催され、各競技において熱戦が繰り広げられました。
新型コロナウイルスの世界的な流行によって1年延期となり、さらには行動制限や無観客での開催という、これまでの
オリンピックでは考えられない困難な状況の下での大会となりました。 まずは、このような状況の中でそれぞれの競技において懸命に力を発揮された選手の皆様の健闘をたたえたいと思います。自国開催の重圧の中で大舞台に立つ
日本選手団は、各種競技でこれまでにない成績を収め、その活躍には目をみはるものがございました。石川県勢の選手も大活躍で、
メダル獲得や上位入賞などすばらしい成績を収められ、地元からの声援も選手たちの好成績を後押ししたのではないかと感じております。 現在は
パラリンピックが開催されております。
パラリンピックの開催に先駆け、全国各地で採火や
聖火リレーが行われ、石川県でも8月16日に
パラリンピック聖火フェスティバルが実施されました。県内9つの
特別支援学校で火を起こす採火が行われ、
県産業展示館にそれぞれの火が集められ、集火・出立式を行い、集められた火が開催地の東京へ送り出されました。
オリンピックと同様に無観客での開催となっておりますが、引き続き選手の活躍を願って応援していただきたいと思っております。選手たちのひたむきな姿勢、白熱した名勝負、胸を打つ感動的な場面を見ますと、長引くコロナ禍で先の予測がつかない不安に駆られる世界中の人々に多くの感動や勇気を与えてくれているのではないかと感じております。 それでは、議員各位におかれましては、全員ご健勝でご参集いただきましたことに感謝申し上げまして、本定例会の提出案件および報告の大要についてご説明をさせていただきます。 初めに、議案第47号令和3年度野々市市
一般会計補正予算(第5号)についてでございます。 今回の補正は、歳入においては
普通交付税等の交付額の決定に伴う調整を行うとともに、歳出では
北陸新幹線の
県内全線開業後やコロナ禍の終息後における観光施策を実施するため、石川県が運用する
観光振興向けファンド「ほっと
石川観光プラン推進ファンド」の5年間延長に応じ、本市の負担分を計上いたしました。 また、
がん検診等事業として、電子化した検診結果の情報について
マイナンバーを活用して情報連携が開始されることから、
システム改修を行う費用を計上いたしました。 そのほか
公共施設等総合管理計画と
農業振興地域整備計画を改定するための委託費を計上し、その結果、歳入歳出それぞれ1億8,527万5,000円を追加し、予算の総額を195億7,855万8,000円とするものでございます。 次に、議案第48号令和3年度野々市市
介護保険特別会計補正予算(第1号)についてでございます。 今回の補正は、歳入においては国・県支出金及び支払基金の
交付見込みによる調整を行うとともに、歳出では令和3年8月に施行される
介護報酬改定に伴う
介護保険システム改修費を計上するほか、
介護給付費準備基金に積み立てることで収支の均衡を図るもので、歳入歳出それぞれ3,130万8,000円を追加し、予算の総額を28億3,630万8,000円とするものでございます。 次に、議案第49号から議案第55号までの7件は、令和2年度の各会計の
決算認定等についてでございます。 まず、議案第49
号一般会計歳入歳出決算についてご説明を申し上げます。 令和2年度の
決算規模につきましては、歳入総額255億5,922万9,007円に対し、歳出総額は251億8,911万3,795円であり、収支差引では3億7,011万5,212円となりました。ここから
繰越明許財源を除いた実質収支では3億1,002万1,305円の黒字となりました。 歳入面では、
普通交付税と
臨時財政対策債を合わせた
実質交付税が前年度に比べ5.5%の減、幼児教育・保育の無償化に伴う保育料の減などにより、分担金及び負担金が前年度に比べ26.9%の減となった一方で、
消費税率引き上げにより
地方消費税交付金が前年度に比べ22.7%の増、
中林地区市営墓地用地取得のため
土地開発基金を取り崩すなど、繰入金が前年度に比べ183.3%の大幅増、また、
新型コロナウイルス感染症に係る
特別定額給付金補助金や
地方創生臨時交付金により、
国庫支出金が前年度に比べ221.7%の大幅増となるなど、歳入全体としては前年度を41.9%上回る決算となりました。 次に、歳出面では、
新型コロナウイルス感染症への対応として
感染症拡大防止対策、市民生活の支援、地域経済の支援の3つの柱に基づく補正予算を編成し、矢継ぎ早に対策を講じてまいりました。その結果、約63億5,000万円余りの
新型コロナウイルス感染症対策に係る事業費を執行したことによりまして、歳出全体としては、前年度を42.1%上回る決算となりました。 財政指標では、
経常収支比率が96%、
財政健全化判断比率につきましては、
実質赤字比率及び
連結実質赤字比率については該当なし、
実質公債費比率が7.1%、将来負担比率が21%という結果でございます。いずれも財政の健全性が保たれている比率と言えますが、財政構造の弾力性を判断する
経常収支比率が引き続き高い数値を示しておりますことから、今後の推移には十分注意していかなければならないと考えております。 次に、議案第50
号国民健康保険特別会計についてでございます。 本市では、高齢化の進展などによる
医療費適正化のため、
生活習慣病に着目した
特定健康診査、
特定保健指導事業や脳ドックに対する助成などの保健事業を実施いたしまして、市民の疾病の早期発見、早期治療に努めるとともに
国民健康保険税の収入の確保に取り組んでまいりました。 この結果、
決算規模は、歳入総額42億879万5,845円に対し、歳出総額が41億4,603万1,742円であり、実質収支では6,276万4,103円の
歳入超過となり、翌年度に繰り越すものでございます。この
歳入超過につきましては、主に令和2年度
保険給付費等交付金の確定に伴う償還金の財源とするものでございます。 次に、議案第51
号後期高齢者医療特別会計についてでございます。 本市では、運営主体であります石川県
後期高齢者医療広域連合と連携し、保険料の収納管理のほか、市民の方への身近な相談窓口として、制度の周知や各種届出の
受付業務等を行っております。
歳入歳出決算状況は、歳入総額5億2,616万1,163円に対し、歳出総額は5億2,495万6,702円であり、実質収支では120万4,461円の
歳入超過となり、翌年度に繰り越すものであります。この
歳入超過でございますが、主なものは
出納整理期間中に収納した保険料で、翌年度に
後期高齢者医療広域連合納付金として石川県
後期高齢者医療広域連合へ納めるものであります。 次に、議案第52
号介護保険特別会計についてでございます。 本市における第1号被保険者の要介護・要
支援認定者率は、令和2年度末時点で14.9%であり、2025年には16%を超えると見込んでいるところでございます。 令和2年度は、第7期
介護保険事業計画における3年間の計画期間の最終年度に当たり、基本目標であります「
野々市版地域包括ケアシステム構築プロセスの確立」の実現に向けて、
新型コロナウイルス感染症による新しい生活様式への変化に対応できるよう、
一人暮らし高齢者等の生活支援や
個別相談対応に取り組むとともに、
介護保険事業の適正な運営に努めてまいりました。 これらの結果、
決算規模は、歳入総額28億2,738万5,746円に対して、歳出総額は28億2,292万6,919円となり、実質収支では445万8,827円の
歳入超過となり、翌年度へ繰り越すものでございます。この
歳入超過額につきましては、主に翌年度に国庫等に返納する財源とするものでございます。 次に、
水道事業会計についてご説明申し上げます。 議案第53号野々市市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についてでございますが、次の議案第54号野々市市
水道事業会計決算認定についてと関連がございますので、一括してご説明を申し上げます。
水道事業会計における令和2年度未
処分利益剰余金につきましては、1億4,176万3,811円となってございますが、当年度純利益に相当する1億1,176万3,811円につきましては、これを
自己資本金へ組み入れるものとし、3,000万円を翌年度に繰り越しとすることについて、
地方公営企業法の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。 令和2年度の
水道事業会計決算につきましては、建設事業では
西部中央地区及び中林地区の
土地区画整理事業に関連する配水管の整備を行うとともに、市内各所に布設されております
幹線配水管の
耐震化工事を行いました。 この結果、
決算規模は、
収益的収支では
事業収益が8億8,449万4,461円で、前年度に比べて0.6%の減、
事業費用は7億5,313万1,641円で、前年に比べて1.3%の減となり、1億3,136万2,820円
事業収益が
事業費用を上回っております。 一方、
資本的収支では、収入が2億7,815万1,600円に対し、支出が5億4,500万6,779円であり、不足する2億6,685万5,179円につきましては、
損益勘定留保資金などで補填を行ったところでございます。 次に、議案第55号令和2年度野々市市
公共下水道事業会計の決算についてご説明を申し上げます。 令和2年度の
公共下水道事業につきましては、整備面積11.9ヘクタール、管渠延長2.9キロメートルの整備を進め、年度末における
整備済面積の累計は、
事業認可区域面積の97.2%に当たる1,126.4ヘクタールとなっております。 この結果、
決算規模は、
収益的収支では
事業収益が11億6,777万8,935円で、前年に比べて0.7%の減となり、
事業費用は12億7,620万9,056円で、前年に比べて0.5%の減となり、1億843万121円
事業収益が
事業費用を下回っております。 一方、
資本的収支では、収入が8億3,001万1,500円に対し、支出が12億3,681万7,562円であり、不足する4億680万6,062円につきましては、
損益勘定留保資金などで補填を行ったところでございます。 以上の各会計決算の
具体的内容につきましては、令和2年度「主要な施策の成果に関する説明書」及び「
公営企業会計決算書」に記載のとおりでございます。 本市の
事務事業全般にわたりまして、計画どおり着実な進展を図ることができましたことをご報告申し上げ、決算の説明とさせていただきます。 次に、議案第56号野々市市税条例の一部を改正する条例についてでございます。 この改正は、本市の財政基盤の安定化と強化のため、現在0.15%であります
都市計画税の税率を0.2%に改正を行うものでございます。 次に、議案第57号野々市市
本社機能立地促進のための市税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。 この改正は、本条例で引用しております
租税特別措置法の改正や、さきにご提案申し上げました税条例の改正に伴いまして、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第58号野々市市
地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部を改正する条例についてでございます。 この改正は、工場の新規立地や
設備投資等を促進し、産業の振興を図るため、
地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律の規定により、石川県及び県内市町が共同で策定した基本計画を変更することに伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第59号野々市市いきがいセンター条例の一部を改正する条例についてでございます。 野々市市公共施設個別施設計画に基づきまして、現在2か所設置しております、いきがいセンターを1か所に統合するものでございます。 次に、議案第60号野々市市体育施設条例の一部を改正する条例についてでございます。 この改正は、体育施設利用者のさらなる利便性向上を図ることを目的として、キャッシュレス決済の導入に併せ、施設使用料の納付時期について所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第61号市道路線の廃止及び議案第62号市道路線の認定につきましては、関連がございますので一括してご説明を申し上げます。 今回の市道路線の廃止及び認定につきましては、現在街路事業で施行中の四十万安養寺線に関連するものであります。令和3年度内に予定しております全線供用開始に向け、起点となる金沢市側において今回承諾いただいたことを受けて、本市の市道路線の認定を行うものでございます。当該路線の廃止及び認定につきまして、道路法の定めにより議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案第63号野々市市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてでございます。 委員のうち、小畠邦雄さんが本年9月30日で任期満了となりますが、地方自治に精通され、とりわけ人事行政に関し識見を有しており、人望厚いことから、引き続き選任いたしたくご同意を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 次に、議案第64号野々市市教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについてでございます。 委員のうち、安嶋是晴さんが本年9月30日で任期満了となりますが、教育・文化活動に高い見識を有し、地域からの信望も厚く、本市の教育行政の進展に大きく寄与されていることから、引き続き任命いたしたく、ご同意を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 次に、報告第6号は、令和2年度決算に基づく健全化判断比率等の報告についてでございます。 詳細な数値につきましては報告書のとおりでございまして、いずれも健全な状況でございます。 最後に、寄附採納についてご報告させていただきます。 別紙のとおり、一般寄附金で1件、教育費寄附金で1件のほか、寄附物件として2件のご寄附をいただきました。ご厚意に心から感謝とお礼を申し上げ、ご報告させていただきます。 以上、提出いたしました諸案件につきましてご説明申し上げましたが、何とぞ慎重にご審議の上、適切なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。
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△質疑・委員会付託・討論の省略